人工芝とは
人工芝はポリプロピレンとポリエチレンなどを主成分とした庭などに敷くために作られた人工の敷物で、見た目も天然芝と見間違うほど精巧にできています。
メリット
人工芝のメリットは、天然芝と違い蚊や蟻などの虫が発生しにくく、また人工芝にすることによって面倒なメンテナンスがいらなくなるため、とても綺麗なお庭を維持しやすくなります。お庭によってはたまに人工芝と壁のちょっとした隙間から雑草が生えることもありますが、年に数回雑草を抜くだけで大丈夫です。また、水やりをする必要がありません。
人工芝は天然芝と比べて芝葉の数が非常に多いため見た目が美しく、また人工芝自体を丸く切り抜いたり、四角く切り抜いたりして加工が簡単なため、オリジナル性のあるおしゃれで美しいお庭づくりができます。
デメリット
人工芝のデメリットは、お庭の雰囲気が年間を通して変わらないので季節感を感じることができないことです。ただし、冬の時期に天然芝が枯れて茶色くなることもないため、1年中明るいお庭を楽しめます。また、人工芝の上でバーベキューをした場合、火種が落ちて芝葉が溶けてしまうため火気厳禁となります。もしバーべキューをしたい場合は、人工芝の上に板やブルーシートを敷くことをお勧めします。メンテナンスは不要ですが、どんな高品質な人工芝でも約10年で色が抜けて白っぽくなったり芝葉が倒れてきたりします。そのときには新たに人工芝代などの費用が必要となります。ただ、芝を刈ったり肥料や水をあげる労力や費用は必要となくなります。※天然芝の場合、常にメンテナンスとランニングコストが必要です。
人工芝についてのメリットデメリットを知った上で、人工芝を検討するときに費用について気になる方が多いと思います。
人工芝そのものの価格や施工業者に依頼する場合際にかかる費用やDIYで人工芝を敷くときにかかる費用など一体どれくらいかかるのか疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では人工芝を業者に依頼する際と人工芝をDIYで行う場合の相場をご紹介します。
専門業者に人工芝の施工を依頼した場合際にかかる費用
まず人工芝や防草シート等の材料費に加えて施工費用が必要となります。
施工費用については1平米あたり3,000円から1万円以上とその施工場所の条件や施工会社によって様々です。人工芝は、ある程度品質と値段が比例することが多いですが、施工費用に関しては完成時のクオリティーと値段が必ずしも比例するとは限りません。例えばハウスメーカーに依頼した場合、そのハウスメーカーが直接工事をするわけではないため費用が高額になる場合があります。逆に費用が安い場合でも人工芝の施工が不慣れで、後々人工芝と人工芝の間に隙間ができてしまうなどのトラブルがある場合があるので、業者選びが重要となってきます。
尚、施工費用以外に必要な材料ですが下記のようなものが必要です。
【人工芝】
弊社の人工芝の単価は1平米あたり4,850円程度です。※弊社のディスカウント商品の場合3,575円(税別)となります。この人工芝や防草シートなどの材料代に施工費用がかかります。人工芝の単価については、ホームセンター高品質の場合2,700円程で、専門業者では平均5,000円程です。
【防草シート】
【U字ピン】
【ジョイントテープ】
【釘】
【※場合によっては砂などの下地材や両面テープ】
基本的に、人工芝の相場よりも安価な人工芝には、下記のような傾向があります。
- ホームセンターなど安価な人工芝の寿命は1~2年でホームセンターの高品質な人工芝の寿命は3~4年と専門業者が扱う人工芝と比べて寿命が短い。
- 安価な人工芝はマットの縮みが激しく、施工後に継ぎ目の部分や壁際などに隙間ができてしまいやすい。
- 芝葉の数が少なく、すぐに芝葉が千切れて剥げてしまったり、人工芝が倒れてしまってクッション性がなくなる。
業者へ依頼することのデメリットはDIYに比べて工事費が必要となる事です。メリットとしては、DIYに比べて綺麗に人工芝を敷くことができ完成度が高いため、長期間でみてご満足いただける点です。
また人工芝の施工をDIYで初めて行う場合はリスクもあります。詳しい敷き方が分からず、人工芝と人工芝の間に隙間ができてしまう事や、地面が平らにならずに水たまりができやすくなってしまうなど、失敗をしてしまう場合もあります。せっかく買った人工芝を無駄にしないために事前によく調べておく必要があります。
調べても良く分からないときや、施工がうまくいくか不安な場合は、失敗を防ぐために専門業者に依頼することをお勧めします。
DIYで施工する場合の費用
人工芝を購入して自分たちで施工をするDIYですが、施工業者にお願いするよりも費用を安くすることができます。
ただしDIYをするにしても、まずは、DMCカーマやコーナンなどのホームセンターやニトリ等で道具やら材料を買わなければなりません。しかし、実際は人工芝を業者に依頼して施工してもらう場合とホームセンターで道具と材料を買う費用を比べて決めたい方も多くいると思います。
DIYで施工する場合の費用相場は、1平米あたり3,000〜6,000円となります。またDIYの道具を持っていない場合はホームセンターなどで揃える必要があります。
例えば庭に草が生えている場合に除草剤を撒く事もあります。また施工する際にカッター、スコップ、ハサミなどが必要となります。DIYの道具をすでにお持ちの方はこの費用はかかりません。DIYの大きなメリットは自分で施工することで費用を抑えることができることです。ただデメリットとしてDIYで施工する場合は労力や時間がかかり、施工に失敗した時は金銭的負担がかかり全て自己責任となってしまいます。リスクも承知の上で行う必要があります。
また人工芝自体の費用にプラスして、雑草対策のための防草シートなどにもお金がかかります。防草シートは1平米あたり150〜600円ほど、釘などの副資材は1平米あたり150円ほどするため、施工を自分たちで行う場合は道具代もある程度必要となります。
人工芝を張るのに必要な転圧機は100,000円ほどしますが、業者からレンタルすることで費用を抑えられます。工夫することによって費用を抑えられるのもDIYの魅力の一つです。
DIYに必要なものは下記のものです。
【場合によって必要なもの】
- 防草シート(150円~600円/㎡)
- 砂
- 転圧機
- U字ピンや釘
- 両面ブチルテープ
- ハンマー
- トンボ
ジョイントテープ
人工芝同士を繋げる際に、人工芝と人工芝をつなげるために裏側に貼ります。弊社での販売の場合10m巻きで1,400円(税別)です。
防草シート
人工芝を敷く場所に雑草など生える可能性がある場所には、人工芝の下に防草シートを敷く必要があります。弊社では1平米あたり250円(税別)で販売しています。
砂について
人工芝を敷く地面を平らにならすために、砂を使うことがあります。(安価な人工芝の場合は、密度が低くすぐに芝葉が倒れてしまうため、芝葉の中に珪砂を入れることもあります。)地面の下地には山砂や川砂(なるべく石が入っていないもの)、芝葉の中には珪砂という砂が使われます。ホームセンターで購入する場合は20キログラム入りのものの価格相場が、山砂は300円程度、珪砂が800円程度でしょう。
転圧機
施工場所の地面が柔らかいままだと、地面を歩いているうちに次第にデコボコになってきてしまいます。それを防ぐために、最初に地面を転圧機などで固めておかなければなりません。足で踏み固める方法もありますが、転圧機があるとより確実に美しく仕上げることができます。電動のものは10万円以上と値段が高いですが、家庭用の手動式のものは10,000円前後で販売されています。お店によっては1日2,000円前後でレンタルできるお店もあるようです。
U字ピンや釘
人工芝を敷く場所が土の場合、人工芝を固定するためにU字ピンや釘を使います。U 字ピンはホームセンターの場合は1本あたり35円程度(弊社では1本あたり14円(税別))で販売しています。石が多くU字ピンがすぐに曲がってしまうような地面の場合は鉄の丸くぎで代用することも可能です。尚、弊社では、115㎜~150㎜の丸くぎを使用することが多いです。
ブチルテープ
人工芝を敷く場所が土の上ではなく、屋上やベランダなどU字ピンや釘が打てない場所には全天候型両面ブチルテープを使用することが多くなります。弊社では10㎝×20mロールで1,800円(税別)で販売しています。
ハンマーについて
ハンマーは人工芝を固定するU字ピンや釘を地面に打ち込む際に使用します。この時に使用するハンマーは木槌や金槌やゴムハンマーでも、どんなものでも大丈夫です。ただ人工芝の施工ではたくさんのピンを打ち込むことが多いため、普段、DIYをされていない方は、筋肉痛になることがあるため、なるべく軽めのハンマーで施工したほうが良いと思います。価格相場は1,000円~5,000円程度です。またハンマーは施工場所が土の状態の場合に使い、屋上やコンクリートなどに敷く場合には使用しません。
トンボ(レーキ)について
人工芝を敷くことよって、地面のデコボコがなくなることも酷くなることもありません。そのため、もともと水たまりが出来るお庭に人工芝を敷いた場合、当然人工芝を施工後も水たまりは出来てしまいます。また、地面がデコボコしていると、その上に敷いた人工芝もデコボコしてしまいます。このデコボコが水たまりができる原因にもなりますので、人工芝を敷く前には出来るだけ地面を平らにならす必要があります。尚、地面をならす際にはトンボ(レーキ)があると便利です。地面に砂を足してトンボでなでることで、平らな下地を作ることができます。トンボは2,000円~10,000円程度で購入できるでしょう。
人工芝の初期費用は高くても面倒な手間や維持費はかからないのが魅力の一つ。
人工芝は初期費用が天然芝と比べて高いため、設置を諦めてしまう方がいます。
しかし、人工芝は天然芝のように定期的な維持費や面倒なメンテナンスがいりません。
コストパフォーマンスが良く仕上がりもよいため最近では人工芝が急激に普及しています。
もし予算が限られている場合は、初期費用はかかるものの施工費用を抑えられるDIYをすることによって全体的な費用を抑えることができます。
人工芝の施工に関して費用の面で迷われている方は手間や技術など総合的に判断してどちらが良いのか検討されるとよいでしょう。
弊社では、最上級品質の人工芝「極(きわみ)」と「楽(らく)」を中心に取り扱っています。
「極」は天然芝と同じようなリアリティと高級感を追求した人工芝で、リゾートホテルや結婚式場などにも利用されています。
また、「楽」は最高の触り心地にこだわり、超高密度で高いクッション性を兼ね備えています。幼稚園やキッズスペース、ドッグランなどにも多く採用されている人気商品です。
この「極」と「楽」のサンプルを無料でお送りいたしますので、電話やメールでお気軽に問い合わせください。尚、サンプルの請求をいただきましても、弊社からは営業電話など一切いたしません。
商品をご覧いただき、触れていただき、気に入っていただきましたらご相談のご連絡をいただければ幸いです。
人工芝に関する質問やご不安な点に関してのご連絡も大歓迎です。何なりとお申し付けくださいませ。また、御見積りや配置図の作成なども無料で行いますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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