
人工芝は施工が簡単なので、DIYで自宅に庭に敷くことが可能です。
施工方法は下地が土とコンクリートの場合で異なりますが、適切に行うことで美しい緑が映える人工芝の庭を実現できます。
また、美しい仕上がりを実現するためには、しっかりとした準備が必要です。
下地が土とコンクリートの場合における人工芝の施工方法について、そしてその他重要なポイントを解説したいと思います。
人工芝の施工方法について
人工芝の施工は段階的に行いますが、それぞれを確実におこなうことが非常に重要なポイントとなります。
後で隠れてしまう部分についても仕上がり面や機能面に大きく影響するので、しっかりと丁寧におこないましょう。 それでは人工芝の施工方法について手順を追って解説いたします。
道具を準備する

まずは、施工に必要な道具を準備します。おもに必要となる道具についてご紹介いたします。
下地が土の場合
人工芝の下地が土の場合に必要となるおもな道具は下記のとおりです。
- ハサミ/カッター
- メジャー
- 軍手
- スコップ
- ハンマー
- 専用の固定ピン
- 防草シート
- 粘着テープ
下地がコンクリートの場合
人工芝の下地がコンクリートの場合に必要となるおもな道具は下記のとおりです。
- ハサミ/カッター
- メジャー
- 軍手
- 粘着テープ
- 接着剤
下地を整地する
人工芝の下地となる部分を整地します。最終的に隠れる部分ですが、仕上げに影響する非常に重要な工程となります。
下地が土の場合

大きな石や雑草を除去します。雑草はできるだけ根っこまで除去することがポイントとなりますが、除草剤を使うのも効果的です。
石や雑草の除去後は、地面をできるだけフラットな状態になるまでならし、上部から踏みつけるなどしっかりと転圧します。
デコボコしている場所や柔らかい場所があると、仕上がりの品質や歩行感に影響することがあるので、丁寧にかつ根気強く行いましょう。
下地がコンクリートの場合

コンクリート面を、ゴミやほこりが残らないようきれいに掃除します。
その他には、とくに行うことはありません。
防草シートを敷く
地面に防草シートを敷設します。
防草シートは、完成後に雑草が生えてくることを抑えるために大きな役割を果たします。
下地が土の場合

人工芝を敷く位置に防草シートを配置し、ジョイント部分を10cm程度重ね、およそ50cm以内の間隔になるようハンマーで専用ピンを打ち付け固定します。
障害物のある位置はハサミなどでカットし、余材となる部分は最終的にカットすることができるので、端部は3cm程度立ち上げておきます。
防草シートを敷き終わったら、全体的におよそ1m以内の間隔になるようピンで固定します。
隙間があると雑草が生えてくる可能性があるので、防草シートのジョイント部やピンの位置などを粘着テープでふさぐと防草効果が高まります。
下地がコンクリートの場合
コンクリートは雑草が生えてくる心配がないので防草シートの施工はおこないません。
人工芝を敷く
下地の施工が終わったら人工芝を敷設します。
仕上げとなる工程で、できるだけジョイント部を目立たないようにすることが重要なポイントです。
また、人工芝には芝目がありますが、方向によって見え方も変わるのでどちら側に向けるか検討のうえ、全体が同じ向きになるように施工します。
下地が土の場合

防草シートを敷いた位置に対して人工芝を重ねて敷いていきます。
全体に仮置きし、障害物の位置はできるだけ隙間ができないようカットします。
ジョイントとなる部分は人工芝を突き付けて収めますが、みみが付いている場合はカットしておくと仕上がりがきれいになります。
人工芝の配置が決定したら、ジョイント部分が重ならないよう、かつ隙間が生じないよう注意しながらハンマーで専用ピンを打ち付け固定します。
固定ピンは、ジョイントをまたぐ位置と端部に対して、およそ50cm以内の間隔を目安として使用します。
下地がコンクリートの場合

コンクリート面に人工芝を接着剤や両面テープを使用して敷設しますが、人工芝の材料ごとに推奨されている接着方法を採用して行うと良いです。
下地となるコンクリート面にほこりなどが残っていると接着不良を起こす可能性があるので、掃除をおこなってから施工に移ります。
全体に仮置きし、障害物の位置はできるだけ隙間ができないようカットします。
ジョイントとなる部分は人工芝を突き付けて収めますが、みみが付いている場合はカットしておくと仕上がりがきれいになります。
人工芝の配置が決定したら、仮敷きの状態で1枚ずつ接着の作業を行います。
1枚目をめくりコンクリート面に対し接着剤の塗布、あるいは両面テープを貼り付け、人工芝と接着します。
1枚目が完了したら2枚目に移動し1枚目と同様に接着を行いますが、この一連の作業を最後まで繰り返します。
人工芝を繋ぎ合わせる際は、重ならないようにしましょう。また、2~3mm程度の隙間をあけると、繋ぎ目にできる芝の盛り上がりを防ぐことができます。ただし、芝の密度が低い人工芝を使用する場合には、隙間は必要ありません。
後片付け
施工完了後は、掃除と後片付けをして終了です。
まとめ

人工芝の施工は天然芝と違ってあらゆる下地に対応することでき、またDIYで行うことも十分可能です。
ただし、DIYで人工芝の施工を行う場合は、ポイントを押さえていねいに根気強くおこなうことが重要となります。 施工がかんたんで一年中美しい緑を保つことができる人工芝を、自宅の庭に敷いてみてはいかがでしょうか。
尚、弊社では『楽』と『極』という2種類の人工芝をメインで取り扱っています。密度を極限まで高め、触り心地とクッション性を追求した『楽』と、ドバイとオランダの超一流ブランドの芝葉を使用し、耐久性と高級感、リアリティを追求した『極』はどちらも最上級の人工芝です。
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