人工芝をお庭に敷きたいと考えている方の多くは、綺麗な景観をずっと保つことができ、さらにメンテナンスが楽だから敷きたいと考えています。ただ人工芝の寿命や交換時期について知らない方が多いので今回は人工芝の寿命と交換時期についてお話します。
人工芝は安価なもので2~3年、高品質なものでも7年~8年ほどで張り替えることが多いです。
それ以上使い続けても問題はありませんが、劣化具合が気になる方は景観を保つために張り替える方が多いです。ですが張り替えたとしても、天然芝のメンテナンスの大変さに比べたら人工芝を張り替えること自体はコストパフォーマンスや労力を考えると苦にならない方が多いようです。
人工芝の耐用年数は人工芝によって違います。
だいたい人工芝専門業者の人工芝でも5年〜10年程度が耐用年数のようです。ただし、使用方法によって寿命は違います。
例えば出入り口付近など頻繁に強い負荷がかかってしまうような場所だと芝葉がたおれてしまってより早く劣化する可能性が高いでしょう。このように、人工芝が耐用年数よりも早く寿命を迎えるケースはいくつかあります。
つまり、メリットが多い人工芝ですが、永久に使えるというわけではなく、耐用年数や寿命があるのでどんな人工芝を選ぶか、どのように使用するかがとても大切です。例えば初期費用が安いホームセンターなどの人工芝は2~3年で劣化するでしょう。それに対して、初期費用はかかるけれど人工芝専門店で購入した人工芝は約7~8年持ちます。尚、弊社が扱う人工芝【極】は10年~13年の耐用年数があるのでお薦めです。
ただ先ほども述べたように使い方や環境によっても耐用年数に差が生まれる上、例えば畳のように多少色が変わった時点で交換したいと思う方もいれば、畳が柔らかい状態になっても交換する必要がないと考える人もいるように人工芝も交換したいと思う時期もまちまちです。
耐用年数については、各製品の人工芝紹介サイトでも記載されていることが多いので、あらかじめ確認をするとよいでしょう。
もし耐用年数について記載されていないようなら、電話で問い合わせてみましょう。
【交換する際に防草シートも変えることをお勧めします】
お庭に人工芝を敷く場合には、人工芝自体にも防草効果はありますが、隙間から雑草が生えてしまうのを防ぐために、基本的にお庭に敷く場合は人工芝の下に防草シートを敷くことが多いです。人工芝によって直接紫外線が当たらないにしろ、防草シートも雨などによってぬれたり乾いたりして劣化はするため人工芝を交換するときには、防草シートも交換するとよいでしょう。
防草シートは、地面を覆って日光を遮ることで、光合成を防ぎ、雑草の種が芽を出すのを防ぐ重要な役割があります。その防草シートも年数が経過するとともに特に安価なものは材質が悪いため穴が空いたりして雑草が出てきてしまう可能性があります。そのため防草シートも人工芝と同じように耐久性の高いものを選ぶことをお勧めします。
防草シートにはおもに、織布と不織布という2種類があります。織布は糸を織り込んで作ったもので、安価なものだと作りが荒く小さな隙間があります。そのため、安価な織布は防草効果が低くまた耐用年数も短くなります。尚、高価な織布は細かい繊維で織られているため隙間がなく防草効果も高く耐用年数も不織布よりも長い製品もあります。ただし、不織布は、糸を織り込むのではなく接着して作られたもので、隙間がないので防草効果が比較的高く、カットがしやすいため人工芝の施工には不織布がおすすめです。
【人工芝を長持ちさせるにはどうすればよいでしょうか。】
人工芝をできれば少しでも長持ちさせたい場合、長持ちするための工夫をするとよいでしょう。
つまり工夫次第で耐用年数を延ばし、張り替え時期を遅らせることが可能です。
まず、重たい椅子を人工芝にのせている場合はなるべくひきずらないようにし、足の部分に板を敷くなど人工芝に直接足がこすれないようにしたほうが傷がつかないため長持ちします。
またたまに箒で掃き、芝葉を立たせてあげるのも良いでしょう。
細かなごみも除去でき、人工芝を綺麗に保つことができます。
またジュースなどをこぼした場合は砂糖によってべたべたするため多めの水で流したうえで、それでも取れない場合は薄めた中性洗剤をしみこませ布でふき取りましょう。
メンテナンス不要と言っても、汚れたり細かなごみがたまったり、落ち葉が落ちてきてたまったりすることもあるため定期的に掃除をするのはおすすめです。
天然芝と違って草取りや、水やりなどがないのでとても楽なメンテナンスといえるでしょう。
人工芝の張り替えサイン
- 色が薄くなってきた
- 芝が擦り切れている
- 芝が倒れたまま戻らない
- 人工芝が浮いてきた
- 人工芝と人工芝の継ぎ目に隙間ができている
【長持ちする人工芝を選ぶ際のポイント】
密度の高い人工芝を選ぶ
芝の密度の少ない人工芝の場合、基盤部分に砂やゴミが入りやすくなるほか、人工芝1本あたりの負荷が大きいためにすぐにぺったんこになり、へたってしまいます。
芝密度が高い人工芝はゴミが入りにくく、体重が分散されるため劣化を防ぐことができます。スカスカの人工芝を選ばないように注意しましょう。
芝の密度が高いと日に当たる部分も少なくできるので、紫外線の被害も抑えることが可能です。
【施工業者選びも人工芝を長持ちさせるために重要です】
人工芝を長持ちさせるには実は、施工の仕方が肝心です。
悪質な業者やDIYで人工芝を敷いた場合、整地が十分でないために凸凹などができて水が溜まりやすくなり、その結果人工芝の持ちが悪くなってしまう場合があります。
また人工芝の縮みなどを計算せずに人工芝を施工すると人工芝が縮んで隙間ができるため雑草が生えてくることもあるので施工業者選びは慎重に行いましょう。弊社は全国どこでも対応している人工芝専門業者です。分からないことなどあればいつでもお答えしますので気軽にお電話ください。
【注意点】
先のとがったものや細いものにも注意が必要です。スパイクシューズなどで人工芝を踏みつけないようにしましょう。人工芝に傷がついてしまいます。お庭に敷く場合、車が通るような場所は避けるべきで、車の方向転換、ブレーキなどにより摩擦が生じるとよくありません。
長持ちのコツを紹介しましたが、いくら丈夫な人工芝でも大切に使うことが重要で、工夫次第で張り替え時期を延ばすことができるでしょう。
【もし張り替える際にDIYで行う場合】
古い人工芝と防草シートをはがします。
長年の雨などで多少地面がへこんだり砂が偏ったりしている場合があるのでできれば転圧気をかけて砂など追加して調整するとよいでしょう。
人工芝のことは専門業者に相談してみよう
人工芝が10年後まで長持ちするように、なるべく劣化を抑えながら使い続けることが大事なことがわかりました。
手入れや商品選びなど、知識があればいくらでも長持ちさせる工夫ができるので、これを機にお庭やベランダ、ドックランなどに人工芝を検討してみてはいかがでしょうか。
不安なことや疑問があるのであれば、専門業者に相談してみましょう。