抜いても抜いても、次から次へと生えてくる雑草にお困りではありませんか?
特に梅雨に入る5月から11月くらいまでの半年間は、せっかくお庭をキレイにしても、1週間もすればまた新しい雑草の芽が生えてしまいます。
『せっかくの休日なのに、草むしりでぐった!これなら働いていた方がよっぽど楽だぁ・・・。』という方も多いのではないでしょうか。
しかし、大変だからといってほったらかしにしてしまうと、すぐに雑草が生えてきてお庭はジャングル状態・・・さらに虫や蚊が大量発生という、恐ろしい状態になってしまいます。
『お庭を雑草だらけに絶対したくない!』、でも『楽して草をなくしたい!』そう考えた時、誰もが真っ先に思いつくのは『防草シート』と『除草剤』の2種類ではないでしょうか。
まず防草シートの場合は、地面を完全に覆って雑草に光合成をさせないで枯らしてしまうという仕組みなので、人体には無害です。また、 高品質の防草シートであれば10年以上使用できるので、 いちど防草シートを敷いてしまえば長期間メンテナンスが不要になります。さらに、防草シートの上に人工芝や玉砂利を敷き詰めれば、紫外線があたらずに半永久的に使用することも可能です。
しかし、防草シートを敷くためには、雑草をすべて除去し、ある程度地面を平らにしてから敷かないといけないので、作業に手間がかかります。
また通常の雑草であれば問題はありませんが、スギナの様に地中に根っこを伸ばして成長するような雑草が生えている場合は、光合成がほとんど関係ないため、防草シートの下で成長してきてしまう場合もあります(スギナに関しての詳細はこちら→天然芝のお庭に生えるスギナや雑草に困っていませんか?)。また安価な防草シートだと、シートを突き破って雑草が出てきてしまう場合あります。
そのため、防草シートを敷けば大丈夫というわけではありません。
さて、もう一つの除草剤ですが、これにもやはりメリットとデメリットがあります。まず、除草剤の大きなメリットは施工に手間がかからず、ただ撒くだけで雑草が勝手に枯れていくとことです。
逆にデメリットとしては、人体に害があったり、周辺地域に影響を及ぼす場合があるので、除草剤をまく際にはかなり注意が必要です。また防草シートのように効果に持続性がないので、除草剤は定期的にまかないといけません。
最近のホームセンターでは、様々なメーカーから除草剤が販売されています。
中でも一番有名なのは『ラウンドアップ』です。
ラウンドアップは液体状の除草剤で、葉から入った成分が根まで浸透して根ごと枯らす事ができる除草剤です。
希釈して使用するタイプから、そのままジョウロのように蓋を外すだけで使用できる物まで色々あります。効果は翌日から現れ始め、1週間ぐらいで雑草全体を枯らすことが可能です。またラウンドアップの場合は、土についた液は微生物によって自然分解されて消失するので、誰でもかんたんに使用しやすい除草剤です。
しかし、このような液状の除草剤を使用する場合は、注意をしないといけないことがあります。
それは『風』です。
液状の除草剤を散布する際によく使用されるのが、散布機です。空気を圧縮して散布するタイプであったり、電池などでモーターを動かして散布するタイプであったりと様々ではありますが、いずれも霧状にして雑草にかけるのは変わりありません。
液体が霧状になると、ちょっとした風でも周辺に舞ってしまい、枯らしたくない植木や花、もしくは周辺にある作物にかかってしまい枯らしてしまうといった事例がたくさんあります。
特に隣が商売としてやっている田んぼや畑である場合は、十分に注意をしてください。
尚、そういった環境下での使用を検討されている場合は、散布機に付けるラウンドアップ専用のノズルが販売されているので、使用を検討してください (他のメーカーでも使用できるかは分かりません) 。ノズルを付けると周りに飛散しにくくなるので、ご近所トラブルになりそうな場所で使用される場合は付けるようにしてください。
次にご紹介するのは、『ネコソギ』という【粒剤タイプ】の除草剤です。
粒剤タイプは、液状タイプに比べて効き始めが遅いかわりに、3~9か月といった長期間効果を発揮します。
粒剤タイプの場合は、一度土に落ちた除草剤の成分が根から吸収され、次に葉や茎に移動して、光合成等の生理代謝機能を妨ぐ事によって雑草を枯らします。
また粒剤タイプの場合は、土に成分が落ちた後、土壌に処理層といった膜のような物を形成することにより、長期間にわたって雑草を抑制します。
9か月間も効果が続くというのは、かなり魅力的だと思います。しかし、このタイプの除草剤でも注意は必要です。それは、やはり周りへの影響です。
長期間効果があるという事は、当然雨にも強いといわけで、雨によって効果が薄まってしまうという事はほぼありません。粒剤タイプの除草剤は雨が降るたびに雨水と一緒に地面にしみ込んでしまい、地中を伝って隣の敷地に成分が流れてしまうという事があります。
そのため、例えば隣が田んぼや畑の場合、散布してから数か月後、ある日突然隣の田んぼのお米が枯れてしまうというトラブルがあります。
そのため、 粒剤タイプの除草剤を散布を考えている方は、まず周辺の環境を確かめることが大切です。お隣が田んぼや畑の場合は、粒剤タイプではなく液状タイプにするか、防草シートにするなどを検討してください。
いずれにせよ、簡単にすべての雑草を除去するのは、非常に困難なことなのです。
また、最近テレビでは除草剤の代わりに塩水を撒くと良いというような報道がされていますが、これは絶対におすすめできません。
除草剤の場合は、どんなに長期間効果があっても1年以内には分解されて消失しますが、塩は永久に分解されません。なので、塩害によって一切植物の生えない『死んだ土地』になってしまうことがあり、雨で塩が流れると近隣の畑や田んぼだけでなく、塩害対策をしていない建物の基礎や下水管、電話線など、ありとあらゆる物に被害が生じます。
そのため、「 庭に塩水をまくと土地の評価格が下がってしまう 」という専門家もいるほどです。
弊社【最上級人工芝-匠-】は、より簡単により効果的な雑草対策を日々模索しております。もしこの記事をお読みいただいた方で雑草にお困まりなら、ぜひ弊社まで お気軽にご相談ください。あなたにとって良いアドバイスができるかもしれません。もちろん、相談は無料ですし、無理に何かを売ろうとはしませんのでご安心ください。
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