人工芝代理店は商売としてどうなのか
近年の物価の上昇により財布の紐を締める家庭が増え、またコストアップの影響でハウスメーカーや工務店など、利益が下がってきている会社が多くなってきています。
そこで、新しい分野でビジネスを拡大しようと考えている会社も多いのではないでしょうか。
今回はそんなハウスメーカーや工務店の方に『今から始める人工芝のメリット、デメリット』『人工芝を扱う際の注意点』などについてお話します。最後までご覧ください。
人工芝とは…
天然芝そっくりに作られた芝生のことです。主に材料としてポリプロピレンやポリエステルが使われることが多く、一般家庭のお庭や幼稚園の園庭、ドックラン、サッカー場など様々なところで人工芝が施工されています。見た目や触り心地などは、人工芝の品質によって大きく違うため、実際に手に取って比べることをお勧めします。
弊社の人工芝はこちらから試すことができます。無料サンプル
人工芝の市場…
世界の人工芝市場は、これからの2028年までに平均成長率11.1%になる予定だそうです。
なぜここまで人工芝の需要が増える見込みなのでしょうか。またどういった点が人工芝の大きな魅力の一つになっているのでしょうか。
まず人工芝の需要が高まっている要因として考れられるのは、景観を美しく簡単に保つことができる点です。
天然芝の場合、夏場の水やりや、芝刈りなどメンテナンスが非常に大変です。
しかし、人工芝の場合、年中通して美しい景観を保つことができますし、技術の進歩により見た目のリアルさや耐久性が飛躍的に向上してきているため天然芝とほとんど見分けがつかなくなってきています。
また、世界的にみて人工芝は、サッカー場やラグビーといった競技場で一番多く施工されています。中でもFIFA女子ワールドカップやFIFAワールドカップでも人工芝は選ばれているのです。このことから、人工芝がいかに世界からも見た目や機能面から注目されているかが分かります。現在でも日本の多くのスポーツ関係の競技場で人工芝は使われていますが、これからより増えていくことでしょう。
【人工芝代理店のメリット】
人工芝を今からビジネスにしたい場合、もし0から人工芝を作るとしたら、工場探しから始まります。中国だけでも400社近くある人工芝の製造工場から、コストが安く品質が良くそして迅速丁寧に対応してもらえる会社を探すだけでも大変です。そこから自社オリジナルの人工芝のサンプルを作ったりしていると商品化するまでに膨大な時間がかかります。しかし代理店の場合は、実際に売れている人工芝を仕入れるだけで余分な手間はかかりません。例えば弊社場合は、最低月に何本仕入れないといけないといった決まりがないため、在庫を抱えることなく気軽に始めることができます。(ただし、弊社の繁忙期(春頃から夏)にかけて、注文の依頼が増えて予約がいっぱいになるため、毎年在庫不足になります。そのため、急な対応が出来ない場合があるため事前に何本かストックをされることをお勧めしております。)
自社でオリジナルの人工芝を作ろうと思うと、最低1,000平米分位は作らないといけません。そこで、まずは代理店から始めて人工芝の販売の流れを作り、毎月の売り上げが確保出来るようになってからオリジナルの人工芝を作ると良いと思います。
【人工芝代理店のデメリット】
人工芝代理店のデメリットは、粗利が少なくなるということです。やはり代理店の場合はメーカーの利益が上乗せされる分仕入れ金額が上がってしまうため、同じ本数を販売した場合は、自社で直接製造するのと比べて利益は減ってしまいます。特に最近の円安の影響から仕入れ金額が上がり利益がだしにくくなっている現状です。
次にオリジナル商品を考案できないことです。最近はインターネットの普及によりお客さんが直接何社もの会社に気軽にサンプル請求や問合せが出来るようになりました。その為、数社での合い見積もりになることが通常です。その際にホームセンターの人工芝みたいに密度が低く、特別特徴がない人工芝だとお客さんに選択してもらうことが非常に困難になります。
そのため代理店になる場合は、自分が出したい特徴をもったオリジナルの人工芝がつくれない分、仕入れ先はこだわりをもって選定する必要があります。
まずは自分が購入する立場として色々な人工芝のサンプルやカタログを取り寄せ、実際に触ったり質問した上で、ここが良いと思った会社の代理店になるようにしましょう。尚、弊社の場合は完全に無料ですが、会社によっては数十万円の加盟金や月額の費用が必要となる会社もあるため注意が必要です。
ヨーロッパでの人工芝の需要が高い理由について
ヨーロッパでの人工芝市場は、スポーツ場が増えている、インフラ支出の増加、急速な都市化によって増えてきています。また、ヨーロッパはおしゃれな街並みが多く、見た目を気にする文化が根強いことも要因と考えられます。即ち、人工芝はおしゃれな景観を作るのに適しているといえるでしょう。
日本の人工芝の需要について
日本は世界と比べて人工芝が普及しやすいといわれています。
世界的にいうと、家庭の中に人工芝を敷くというよりは、教育機関やスポーツ関係で使用されることが一般的です。
しかし、日本の場合はそういった施設はもちろんのこと、一般家庭のお庭の面積がほどほどのため、一般人でも気軽に人工芝を使用することが出来ます。
なぜ今、人工芝が流行るのか…
人工芝が流行る理由の一つとしてメンテナンスが楽なことがあげられましたが、昔のように庭を手入れするような古風な家庭が減り、よりスタイリッシュでおしゃれな空間を求める家庭が増えたと言うことも要因の一つです。昔は、手間をかけて庭を作るのが主流でしたが、現在の日本の共働き家庭が増えている状況では、いかにメンテナンスを簡単に済ませるかということが求められる時代になってきました。
また近年ではペットを飼う人が増えてきていますが、そのペットが楽しく快適に走り回ることのできる環境を作ることができるのも人工芝の魅力の一つです。最近はペットのためにお金をかける家庭は、右肩上がりに増えています。弊社のお客様の中でも全体の3割程度はペットのために人工芝を検討されています。
人工芝代理店になるための注意点について
取り扱いする人工芝は品質が良く自分でも買いたいなと思えるものを扱いましょう。せっかく人工芝の問合せがあったとしても、質が悪く自信を持って紹介が出来ない人工芝を仕入れて施工をすると、お客様の満足度を上げることができません。
高品質な人工芝の場合は10年程使用出来るため、頻繁にリピーターがある業界ではありませんが、人工芝を気に入ってもらえると新しいお客様をご紹介をいただけたり、10年後、再度、張り替えてくださるお客様もいらっしゃいます。
最後に
最上級人工芝‐匠‐では、人工芝を取り扱ってくださる工務店さん、ハウスメーカーさんを募集しています。施工のことで分からないことなどございましたら、お気軽にお問合せください。また、施工を手伝ってほしい!というご要望も多くいただいておりまして、実際、施工のお手伝いに伺うこともできます。見積もりの際に、しっかりとした図面ではなくても、手書きで簡単にサイズを書いていただければ、こちらで見積もり作成することもできますのでぜひ、ご利用ください。
また、オリジナルの人工芝製造のお手伝いも可能です。
オリジナルの人工芝を製造するためには、発注から納品まで1ヶ月半くらいかかり、その間も外国人とのやりとり、輸入に関する手続きなど様々な面倒くさい事があります。
まして工場探しからの0からのスタートの場合は、本当にちゃんとした人工芝が届くのか不安でいっぱいだと思います。そういった不安を解消するため、弊社が代行で製造のお手伝いを致します。
まとめ
人工芝を事業として始めるには、今はチャンスの時です。
世界的に見ても、これからも。まだまだたくさんの可能性を秘めています。
しかし、人工芝の取り扱い業者を間違えてしまうと、売れないことも多く、慎重な人工芝選びが重要といえるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも人工芝の施工方法や、人工芝の特徴をまとめたブログを書いているので気になる方は、そちらもチェックしてみてください。