
人工芝の種類はおもに「ロールタイプ」と「ジョイントタイプ」の2つに分わけられます。
それぞれに特徴があり、目的や使用環境によって使い分けることで効果を発揮し、また便利に活用できます。
今回の記事では、人工芝の敷設で「ロールタイプ」を採用するメリットとデメリットについて、また「ジョイントタイプ」との違いなども詳しく解説したいと思います。
ロールタイプの人工芝ってなに?

ロールタイプの人工芝は、1枚が長尺であることからロール状になっており、敷き並べて形成するタイプです。
おもに10m巻きや20m巻きのものを必要な長さにカットして施工します。
ロールタイプの人工芝における用途による分類は、スポーツ施設など使用する「競技用」と家の庭などに使用する「景観用」の2種類あります。
ロールタイプのメリットとは
まずは人工芝のロールタイプのメリットを見てみましょう。
継ぎ目がわかりにくい

ロールタイプの人工芝は、敷設したときに「継ぎ目がわかりにくい」のが大きな特徴です。
メーカーによって異なりますが、1枚の幅はおよそ1m程度で、複数の人工芝を並べて突き付けるように施工していきます。多くのケースで継ぎ目ができますが、一体感のある美しい人工芝が実現できます。
いっぽう、ジョイントタイプは継ぎ目が目立ちます。なので、継ぎ目を目立たなくするには、人工芝の下にジョイントテープを貼るのがおすすめ。さらに、設置面には両面テープを貼り、人工芝を敷いたらU字ピンでとめます。このひと手間で、人工芝がずれることを防ぎ、継ぎ目が目立たなくなります。
コストパフォーマンスが高い

ロールタイプの人工芝は、ジョイントタイプと比較して一般的に1平方メートルあたりの材料コストが安くなります。
また、完成後においてもお手入れが非常に簡単なので、ランニングコストを抑えることができます。
天然芝と比較すると、人工芝のほうが材料コストは高くなりますが、ランニングコストは非常に安く、一般的には数年で逆転するといわれています。
広いスペースをカバーできる

人工芝のロールタイプは敷き並べるタイプなので、自宅の庭など広いスペースを一気にカバーすることができます。
ジョイントタイプでも不可能ではありませんが、材料コストが割高になってしまうことや、ジョイント部分が目立ちリアル感を損ねるのでおすすめできません。
ロールタイプのデメリットとは
続いて人工芝のロールタイプのデメリットを見てみましょう。
施工が少したいへん

人工芝のロールタイプの施工手順は比較的簡単なのでDIYで敷くことも可能ですが、あるていど労力をかけておこなう必要があります。
とくに人工芝を敷く前の段階において大変な作業が伴いますが、非常に重要な工程となるのでしっかりと行わないといけません。
ポイントを押さえて根気強く施工を進めていくことで、美しい景観づくりを実現できます。
手間はかかりますが、汗をかいて実現する緑の光景は、非常に大きな達成感を味わえます。
部分補修が難しい
人工芝のロールタイプは一部分が傷んでしまった場合、そこだけを補修するという作業が非常に難しくなります。
逆に、ジョイントタイプの場合は、1枚のマットを交換するだけなので簡単に補修できます。
ロールタイプとジョイントタイプを比較
まず人工芝のジョイントタイプとロールタイプで大きな違いといえば、その形状です。
ロールタイプが長尺でロール状に巻いたものに対して、ジョイントタイプはマット状のものになります。
その他にどのような違いがあるのかいくつかのポイントに注目して比較してみましょう。

リアル感

見た目がより天然芝に近いのはロールタイプです。
継ぎ目を完全に見えなくするのは難易度が高いですが、目立ちにくいという点では、ジョイントタイプよりもロールタイプのほうが圧倒的に有利です。
また材料によっては、リアル感に強くこだわったものもあり、一見しただけでは本物と見分けがつきません。
コスト
1㎡あたりの材料コストは、ロールタイプのほうが安くなることが一般的です。
ただし施工面ではロールタイプのほうが多くの労力と時間が必要となるので、人件費という側面ではジョイントタイプのほうが安くなるといえます。
施工性
施工性はジョイントタイプのほうが圧倒的に簡単です。複数のマットをつなぎ合わせるだけなので、誰にでも簡単に施工することができます。
ロールタイプの場合においても、手間はかかりますがDIYで敷くことは可能です。
まとめ

人工芝はさまざまな用途で便利に利用することができます。
なかでもロールタイプは継ぎ目が目立たないので、天然芝と変わらない状態に仕上げることが可能です。
スポーツ施設や自宅の庭など、使用する目的によって材料の構造を変えているので、使い勝手も自然にフィットします。 ロールタイプとジョイントタイプで特徴が異なりますが、よりニーズに近いほうを選択し理想の人工芝をえらんでください。
尚、弊社では『楽』と『極』というロールタイプの人工芝をメインで取り扱っています。『楽』は密度を極限まで高めて触り心地とクッション性を追求しているので、ドッグランやお子様が裸足で走り回る園庭などにお勧めです。
また、『極』はドバイとオランダの超一流ブランドの芝葉を使用し、いままでにない位の高級感とリアリティを実現しています。『極』は大手リゾートホテルや結婚式場、日本庭園などにも多く採用されています。
弊社では、この『極』と『楽』のサンプルを無料でお送りしています。メールでのお問い合わせは、こちらよりご連絡くださいませ。
ぜひ、弊社自慢の人工芝を実際に触ったりふんだりして体験していただければ幸いです。尚、弊社は品質に絶対の自信を持っているため、営業のお電話等は一切いたしませんので、ご安心ください。