人工芝のサイトを見ると、『芝密度』という言葉が出てきます。この密度とは何の事なのでしょうか?
人工芝の芝密度とは?
一言でいえば【芝葉がどれだけつまっているか】という数値です。
人工芝は、不燃性のマットに芝葉の糸を束にしたものを縫い付けてあります。その縫い目の数が「1m×1mの中に何個あるのか」を数値で表しているのが芝密度です。
もちろん、商品によって一つの束に芝葉が何本使用されているかは違いますが、目安として数値が高ければ『高密度』、低ければ『低密度』の芝だと判断できます。
ホームセンターやネットで販売されている一番安い人工芝の場合は、1平方メートル(1m×1m)辺り6,000個くらいの縫い目があります。
いっぽう、リアル人工芝として販売されている高額タイプの商品であれば、2倍以上の14,000個くらいの縫い目になります。
プロ用の人工芝として、専門業者が扱っている物になると最低でも16,000個以上の縫い目があるとされています。
では、縫い目が多いと何が良いのでしょうか?
人工芝の縫い目が多いメリット
起立性が良くなる
まず、人工芝の縫い目が多いと共立性が良くなります。
電車の車内を思い浮かべてみてください。ローカル電車でガラガラの車内で立っていると、カーブやブレーキの際に車両が揺れると、フラついてしまう事はありませんか?
逆に、都会の通勤ラッシュ時のように、駅員さんが無理矢理押し込むような超満員電車の車内の場合、急ブレーキがかかっても安定して全然フラつかなくなります。
人工芝の場合も同じで、同じ面積であれば芝葉がたくさんあった方が、芝葉同士が支え合って、しっかり立つようになります。
また、芝密度が低いと施工後、数か月でぺったんこになってしまいます。逆に密度が高ければ倒れにくく、長期間使用することができます。
クッション性が上がる
密度が高くなればなるほど、芝葉が多くなるのでクッション性が高くなります。その為、幼稚園の園庭やドッグランなど、子供や犬をケガから守りたい場合には、密度が高い芝を選ぶことをお勧め致します。
耐用年数が長くなる
芝葉が少ないと、芝葉が千切れたり抜けたりするとすぐに剥げてしまいます。しかし、芝葉が多ければ少々千切れや抜けが発生しても剥げにくくなります。そのため、基本的には同じ品質の芝葉だった場合は、密度が高い芝の方が耐久性は長くなります。
弊社の商品『極』のように、リアリティを出すため、あえて密度を高めすぎず、その代わり世界No1ブランドの最高級芝葉を使用する事によって耐久性を確保している場合もございます。とはいっても『極』は18,900の密度があるので、他の芝と比べても十分高密度ではあります
では、逆に密度が高い場合のデメリットはないのでしょうか?
人工芝の縫い目が多いデメリット
コストが高くなる
密度が高くなると、それだけ材料が必要になります。その為、製造コストが高くなってしまいます。
リアリティが下がる
リアル人工芝として販売されている物は、ストレートの芝葉と縮れたカールの芝葉(枯葉)が混ざっています。
密度が高いと、ストレートの芝葉が目立ってしまい、緑色が非常に強くなりリアリティが下がってしまいます。逆に、密度が低いと隙間が多いため、下の枯葉がしっかり見えて天然芝のようなリアリティがあります。(安価な人工芝ですぐに剥げてしまっては意味がありませんが)
このように、芝密度は人工芝をえらぶ際に重要なポイントになります。
では、密度が表示されていない人工芝の場合は、どのように調べれば良いのでしょうか?
芝密度が表示されていないときの人工芝えらび方
個数を数えて数字を出す
人工芝の裏側に定規をあて、縦10センチ、横10センチ内にいくつ縫い目があるか数えます。それから、その数字を10倍して、縦横の出た数字をかければ密度の数字が分かります。
簡単なチェック方法
人工芝を平らな場所に置き、芝葉の中に指を突き立てます。前後左右にゴリゴリと指を動かしたり、芝葉をワシ掴みにしたりしてみてください。
密度が高い人工芝はゴワゴワしていて、下のマットまで指が入りにくいのですが、密度の低い芝はすぐにマットに指がついてしまいます。※出来るだけゴワゴワしている人工芝をおすすめします。
以上、このようにして良い人工芝探しをしてみてください。
尚、弊社では、人工芝を2種類ご用意しております。
(ペットやお子さんがいる家庭におすすめ)世界No1ブランドの最高級芝葉を使用している『極(きわみ)』(密度18,900/㎡)(リアリティや耐久性に拘る人におすすめ)です。
完全無料でサンプルをお送りいたしますので、ぜひサンプルをご請求を頂きまして、他の芝と比べる参考にしてください。