新しく一戸建ての家を購入し、フェンスや外構工事と共に『人工芝を敷きたい』とご検討されている方も多いのではないでしょうか?
全て同じエクステリア業者におまかせという方は、とくに気にならないと思いますが、自分達の気に入った商品を使いたいとフェンスや人工芝、ウッドデッキなど、すべて別の業者に発注する方もいらっしゃいます。
そんな時に気になるのは、「どれから順番に施工した方が良いのだろう」ということです。
人工芝を庭に敷いてからウッドデッキやフェンスを設置するべきか、それともウッドデッキを設置してから人工芝を敷くべきなのでしょうか?
その答えは、
できれば、人工芝はいちばん最後に施工したほうが良いです。
人工芝を専門に扱っている業者からすると、何もない場所に人工芝を設置するほうが作業の手間も少なく、とても助かります。ましてや足の短いウッドデッキの場合は、手が届かず、また下に潜り込むこともできずに、完璧な作業が困難な場合があります。なので、人工芝の後にウッドデッキを設置していただくほうが、われわれ業者からすると作業がしやすくなります。
それでも、人工芝を最後に施工した方が良い理由は・・・
トラブルの発生する可能性が高いからです
ウッドデッキやフェンスは一つひとつ部品が重く、また大きなサイズの部品があります。もちろんそれらの業者さん達も注意を払ってシートを敷いたり養生をして作業はしますが、それでも何気なしに引きずった際に、敷いたばかりの人工芝に傷がついてしまったり、剥がれてしまったりというトラブルが起こります。
また、家の壁の補修などでペンキや吹付け作業をした際に、人工芝にペンキがついてしまったり、色のついた粉が人工芝に付着して固まってしまうという事があります。
昔から掃除の基本として、『高い位置から下へ順番に掃除をしていく』といわれていますが、お庭の工事も同じで高い位置からやっていく事をお勧め致します。
但し、黒色のアルミフェンスがすでに設置されている場合は、細心の注意が必要です。
フェンスにも色々な形や色がありますが、黒色のアルミフェンスが既に設置されている場合、人工芝の施工の際には特に注意が必要です。
黒色の車に乗られている方はご理解いただけるかと思いますが、黒は非常に汚れや傷が目立ちます。ブロックが積まれた上にフェンスの足が設置してあるような場合はまだ良いのですが、地面と同じ高さでフェンスが設置されている場合で『フェンスの下に人工芝を差し込まないといけないような場合』は細心の注意が必要です。
何故なら人工芝の裏面(縫い目)によって、フェンスに細かい傷がついてしまう可能性が高いためです。
上記の写真は、両方とも施工でフェンスの下に人工芝を差し込んだ際に、縫い目に擦れてできた傷です。無理に擦ったわけではなく、軽く擦れただけでこのような傷がついてしまいました。
このような傷がついてしまうと、リペア業者に補修してもらうか、新品のフェンスに取り換えてもらわない限りキレイにはなりません。またフェンスの修理ができる業者が少ない事もあり、どちらも高額な金額になります。
なので、黒色のアルミフェンスが既に設置されている場合には、トラブルが起きないよう作業の前に必ず養生テープを角に貼るなりして、しっかりと傷がつかないように養生をしてください。
なにかお庭や人工芝のことで不明な点がございましたら、弊社「匠」にお問い合わせください。もちろん相談は無料ですので、お気軽に電話かメールにてご連絡ください。