最近ではホームセンターやネットショップなどで、人工芝を気軽に購入出来るようになり、DIYとして自分達で人工芝を施工される方が増えています。
施工方法や必要な材料もネットやユーチューブなどで検索をすれば簡単に見ることが出来ますが、調べた人の多くが「防草シートって人工芝の下に敷かないといけないの?」という疑問を抱くようです。
そこで今回は、なぜ防草シートを人工芝の下に敷くのか?またどのくらいの質の防草シートを敷けばよいのかをお話ししたいと思います。
人工芝の下に防草シートは必要なの?
人工芝の下に防草シートは必要なのか? その答えは、「できれば敷いた方が良い」です。
防草シートとは、太陽の光を遮って草が光合成を出来なくするためのシートです。つまり、地面まで光が届かなければ良いということなのです。
実は人工芝の芝葉が縫いつけてあるマット自体が防草シートのようなものなので、太陽光がマットを通過するような事はまずありません。そのため、人工芝だけでもほとんど雑草は生えてこないのです。
では、それでも防草シートを敷いた方が良いというのは何故でしょうか?
それは、人工芝に開いている【水抜き穴】が原因です。人工芝には等間隔に水を地面に逃がすための穴が開いています。そこから太陽の光が入ってしまい、雑草が伸びてくる可能性があるのです。
実際は水抜き穴から雑草が生えてきたとしても、十分な光ではないために細く弱い雑草の場合が大半で、簡単に手で抜けるので気にする程ではありません。
しかし、せっかく人工芝を施工するのであれば、防草シートを敷いてから人工芝を敷いたほうが、そのわずかな手間も必要ないので、できる限り防草シートを敷いておくことをお勧めします。
どのくらいの品質の防草シートを敷けば良いの?
ご自分達で施工される方の中には、せっかく敷くのであれば【ザバーン】と呼ばれる超高品質(但し高額・・・)な防草シートを敷いておいた方が後々良いだろうと奮発される方も少なくありません。
しかし、実はそれほど高品質な防草シートでなくても大丈夫です!!
もちろん、人工芝の質(密度)によって、地面への太陽光の届きやすさは大きく変わってきます。
ホームセンターで売っているような安価な人工芝の場合は、芝葉がスカスカなので太陽光が入りやすいのは間違いありません。
しかし、それでも大半の光は人工芝のマットが遮ってくれるので、高品質な防草シートでなくても充分なのです。
特に防草シートを劣化させる大きな要因は紫外線ですが、紫外線が防草シートまではほとんど届かないため、劣化のスピードも通常よりかなり遅くなります。
そのため、防草シートに予算を使うのであれば、その予算で少しでも高品質な人工芝を購入することをお勧め致します。
防草シートで注意することは?
人工芝の下に敷く防草シートで注意しないといけないのは、ザバーンのようなしっかりした商品の中でも特に分厚く高品質な商品を使う場合です。
『裏に竹藪がある』など、どうしても分厚い防草シートを使用したい場合もあると思います。
確かに防草力は、分厚い方が高く耐久性も高いので安心です。しかし、ここで注意をしないといけないのが、防草シートの『縮み』です。
防草シートも人工芝も、施工後、数か月の間に気温の変化や天候の変化によって幾分か縮みが出ます。
その際に薄いクタクタの防草シートの場合は問題がないのですが、分厚い防草シートを使用した場合に、下敷きを両端から力を加えたように真ん中が盛り上がりトンネルのようになってしまう場合があります。(ハリがありすぎるためです。)
そうなると、人工芝をも一緒に盛り上げてトンネルのようになってしまいます。
そういった現場を当社も何度か目にしています。そのため、分厚すぎる防草シートの使用は注意が必要です。(特に冬に雪が多い地域ではそういったトラブルが多いようです。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人工芝の下に敷く防草シートは、ホームセンターで売っているような1m×50mのロールで4,000円前後の防草シートでも十分チカラを発揮します。必要なのは、できるだけ隙間がないように防草シートを敷く事です。
特に当社が扱っている人工芝のように、密度が高く、人工芝を縫い付けてあるマットを2重構造にしてあるような人工芝の場合は、光が地面に届く事はほとんどありません。
また、マットを2重にする事によって、太陽が入りにくくなるだけでなく、芝葉が抜けにくくなったり、紫外線で劣化しにくくなって耐久性が飛躍的に上がるといったメリットもあります。
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