
外構工事をDIYでおこなうのは無理だと思っている人も多いのではないでしょうか。
DIYの場合は手間はかかりますが意外に楽しく、なんといってもコストを大幅に削減することができます。
また、外構工事で人工芝をとり入れると、快適な景観づくりができるので家族に喜ばれます。
そこで今回は、DIYで初心者にもできる、人工芝を上手に敷く方法について解説したいと思います。
外構で人工芝を敷くメリット

自宅の庭において、真砂土や砂利、コンクリートなど仕上げ方法にはいくつかの選択肢があります。
その選択肢のひとつである人工芝は、住宅の外構で採用されることが非常に多い人気の仕上げ方法です。
人工芝を敷くおもなメリットは、美しい景観を楽しめることやお手入れが楽になることです。
年間を通して鮮やかな緑を維持できるので、穏やかでリラックスした時間を楽しむことができます。 また、適切な施工を行うことで雑草の生育を抑えることができ、水やりや芝刈りといったお手入れも必要とせず、管理といえば簡単な掃除ていどなので、非常に楽であることが特徴です。
外構で人工芝を敷く施工手順について
外構で人工芝を敷く手順は比較的かんたんです。
ポイントを押さえて施工することで、完成後のお手入れなどの負担軽減につながるので丁寧に行いましょう。 それでは施工の手順について解説いたします。
①道具を準備する

ハンマー、ハサミ、メジャー、スコップ、軍手など必要な道具を準備します。
②整地をする

まず地面の整地をおこないますが、仕上がりの品質や完成後の雑草対策に影響する重要な工程となります。
大きめの石や雑草を除去し、地面をフラットな状態にならしてから上部から踏むなど、できるだけしっかりと締め固めます。
また、雑草は根っこから取り除くことが重要なポイントです。
③防草シートを敷く

人工芝の下層には、雑草対策として効果の高い防草シートを敷くことをおすすめします。
排水マスなどの障害物がある場合は、防草シートをカットして収めます。
隣接する防草シートは必ず10cm程度重ね、およそ50cm以内の間隔になるようハンマーで専用ピンを打ち込み固定します。
防草シートは、隙間が生じると雑草が出てくる原因にもなるので、専用ピンだけでなく粘着テープや接着剤を利用するとより効果的です。
ブロック塀や建物基礎など構造物に接触する端部は、雑草が出てくる隙間をつくらないという目的のため3cmくらい折り曲げるようにして立ち上げておきます。
防草シートは、重ね部分以外にも全体的におよそ1m以内の間隔になるよう専用ピンで固定します。

④人工芝を敷く

敷地に合わせて必要な長さにカットした人工芝を配置しますが、少し余裕を持った長さにしておき、最終的に端部をカットして調整することで失敗を減らすことができます。
このとき、人工芝にミミが付いているものであればカットしておきます。
また、排水マスなどの障害物がある場合は、必要な大きさでくり抜くように人工芝をカットして収めます。
隣接する人工芝を突き付け、重なりや隙間が生じていないか確認し、およそ50cm以内の間隔になるよう専用ピンで固定します。
⑤仕上がり確認と清掃

ジョイント部の隙間や端部のカット漏れなどがないか全体をチェックし、問題がなければ完成です。後片付けと掃除もしっかりおこないましょう。
外構で人工芝を敷くときの注意点について
外構で人工芝を敷くことは比較的簡単ですが、いくつかの注意点もあります。
どのような点に注意しておくとよいのか、簡単に説明いたします。
芝目の方向

人工芝には芝目があり、全体を同じ方向に揃えて敷く必要があります。
見る方向によって見え方が変わるので、日常的によく見る位置に芝目を向けて施工しましょう。
端部の処理

障害物と接触する部分の人工芝をカットしますが、隙間が生じないようできるだけぴったり収まるように作業をおこなう必要があります。失敗すると材料が足りなくなる恐れもあるので注意が必要です。
1回の作業で完結しようと大きくカットするよりも、落ち着いてひとつずつ確認しながら進めていきましょう。定規があると直線のカットがしやすく、同時に上部からの固定ができるので作業がはかどります。
整地の重要性
人工芝の下地となる部分の状態は、仕上がりに大きく影響されるので非常に重要です。
デコボコな地面は、人工芝を敷いて解消されるわけではありません。見た目にも歩行感にも影響を及ぼすことを考慮して整地作業をおこなう必要があります。
また、雑草は人工芝を敷いたら絶対に生えてこないというわけではありません。
下地処理と雑草対策が適正に施工され、さらに人工芝の施工において隙間を小さくすることで雑草対策としてはかなりの効果を発揮します。
最終的に隠れてしまうからといって手を抜かないよう丁寧に根気強くおこないましょう。
人工芝を長持ちさせるコツ

人工芝は自然芝と比べて手入れの手間がかかりません。
しかし、使い方によっては劣化のスピードを早めたり、見た目の美しさを損なったりすることがあります。
人工芝の劣化の主な原因として、日光による日焼けや色あせが挙げられます。最近は、紫外線耐性の機能をもつ商品があるので、購入の際に検討してみるのもよいでしょう。
また、プラスチック製という特性から、熱に弱い特徴があります。焦げたり溶けたりする原因となるので、庭でバーベキューや花火を楽しむ際は火の粉が飛ばないよう気をつけるか、敷いた場所から離れるなど、火気に注意しましょう。
まとめ
外構工事をDIYで行うことは大変な部分もありますが、地道に進めることで十分可能です。
とくに人工芝の施工は簡単なので、ポイントを押さえることで初心者でもきれいに仕上げることができます。
癒しと安心感を与える人工芝の緑を、自宅の庭に加えてみてはいかがでしょうか。
尚、弊社では『楽』と『極』という2種類の観賞用人工芝をメインに取り扱っています。『楽』は密度を高め、触り心地とクッション性を追求しているので、ドッグランやお子様が裸足で走り回るお庭などにおすすめめです。
また、『極』はいままでないくらいの耐久性と高級感、そしてリアリティを追求しています。大手のリゾートホテルや結婚式場などにも採用されています。
弊社では、この『極』と『楽』のサンプルと資料を無料でお送りしています。弊社は品質に絶対の自信を持っているため、ご請求いただいたからといって営業のお電話などはいたしませんので、実際に触ったりふんだりして最上級の人工芝を体験してみてください。