「庭に人工芝を敷きたいけれど、業者に頼むと費用がかさむ。自分でできないだろうか?」——そうお考えの方は非常に多くいらっしゃいます。結論から申し上げると、人工芝のDIY施工は正しい手順と適切な道具さえあれば、初心者の方でも十分に可能です。ただし、仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要なポイントがいくつかあり、そこを省略してしまうと「数ヶ月で凸凹になった」「雑草が突き破ってきた」といった失敗につながります。
この記事では、製造から販売・施工・アフターケアまで一貫して手がける人工芝の直販メーカーである私たちが、プロの視点からDIY施工の全手順と失敗しないコツを余すことなくお伝えします。
※画像イメージ: 庭 人工芝 DIY
人工芝のDIYは本当に可能なのか
まず正直にお伝えすると、DIYに向いている条件と向いていない条件があります。
DIYに向いているケース
面積が10平方メートル前後までの比較的小さな庭、地面がほぼ平坦な場所、四角形に近い単純な形状の場所であれば、DIYでも十分きれいに仕上げられます。ベランダやバルコニーのようにコンクリート下地の場所は、土の下地よりもさらに難易度が下がるため、初めての方に特におすすめです。
業者に依頼したほうがよいケース
一方で、30平方メートルを超える広い庭、傾斜や大きな凹凸がある地面、樹木や花壇・飛び石などの障害物が多く複雑なカットが必要な場所は、プロに任せたほうが結果的に安く済むことが少なくありません。DIYで失敗してやり直す場合、人工芝や下地材を買い直す費用が発生し、最初から業者に頼んだ場合と変わらない、あるいはそれ以上の出費になることもあるからです。
DIYに必要な道具と材料
人工芝のDIYに必要なものは、大きく「材料」と「道具」に分かれます。
材料
- 人工芝本体(施工面積より1割ほど余裕を持って用意)
- 防草シート(雑草対策の要。必ず高耐久タイプを)
- U字ピン(固定用。50cm間隔が目安)
- ジョイントテープ(人工芝同士のつなぎ目用)
- 珪砂または山砂(土の下地を整える場合)
道具
- スコップ・レーキ(整地用)
- 転圧道具(タンパーまたは足踏みでも代用可)
- カッターナイフ(替刃を多めに。人工芝は刃が消耗しやすい)
- ハンマー(ピン打ち用)
- メジャー・チョークライン(採寸・墨出し用)
道具のなかで特に重要なのがカッターの替刃です。人工芝の裏面(基布)は硬く、切れ味が落ちた刃で無理に切ると切断面がガタガタになり、つなぎ目が目立つ原因になります。替刃は惜しまず、こまめに交換してください。
DIY施工の全手順
ここからは、土の庭を例に施工手順を順番に解説します。
手順1:雑草の除去と整地
既存の芝や雑草を根から取り除きます。ここで手を抜くと、後から雑草が防草シートの隙間を突き破ってくる最大の原因になります。除草後は地面の石や木の根も取り除き、レーキで表面をならします。
手順2:下地作りと転圧
地面に凹凸がある場合は山砂などを入れて平らに整え、タンパーや足踏みでしっかりと転圧します。この転圧が甘いと、雨のあとに地面が沈んで人工芝が波打つ「不陸(ふろく)」という現象が起きます。プロの施工とDIYの仕上がりの差が最も出やすいのが、実はこの下地工程です。時間をかけるべきはカットではなく下地だと覚えておいてください。
※画像イメージ: 整地 転圧 庭
手順3:防草シートの敷設
整地が終わったら防草シートを敷きます。シート同士は10cm以上重ね、隙間ができないようにピンで固定します。安価な薄手のシートは数年で劣化して破れ、そこから雑草が生えてきます。人工芝は一度敷くと10年前後使うものですから、防草シートも同等の耐久性を持つ高品質なものを選ぶことが長持ちの秘訣です。
手順4:人工芝の仮敷きと方向合わせ
人工芝には芝目(パイルの倒れる方向)があります。複数のロールを敷く場合、芝目の方向をすべて揃えないと、光の当たり方で色が違って見え、つなぎ目がくっきり目立ってしまいます。カットする前に必ず仮敷きをして、家の中からの眺めなど、メインの視点から見て芝目が手前に向くように方向を決めましょう。
手順5:カットとつなぎ合わせ
端部や障害物まわりをカッターで裁断します。コツは、表側からではなく裏面の基布側から切ること。基布の格子を目安にまっすぐ切れます。つなぎ目は芝葉を巻き込まないように寄せ、裏からジョイントテープで接合します。
手順6:ピンでの固定
外周は30〜50cm間隔、つなぎ目部分はさらに細かくU字ピンで固定します。ピンを打つ際は、芝葉を挟み込まないように葉をかき分けてから打ち込むのがポイントです。葉を巻き込むとその部分だけ不自然にへこんで見えます。
手順7:仕上げ
最後にデッキブラシで芝目を起こし、全体の見た目を整えたら完成です。
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初心者が失敗しやすい5つのポイント
私たちはこれまで数多くの施工とご相談に対応してきましたが、DIYで失敗された方のご相談内容には共通点があります。
失敗1:下地の転圧不足で表面が波打つ
最も多い失敗です。敷いた直後はきれいでも、雨が降るたびに地面が少しずつ沈み、半年後には歩くたびに違和感のある凸凹の庭に。修正には人工芝を一度剥がして下地からやり直す必要があります。
失敗2:安価な防草シートで雑草が貫通
見えない部分だからとコストを削ると、2〜3年で雑草が人工芝を突き破ります。雑草は人工芝の隙間から抜くのが非常に困難で、根本解決にはやはり全面やり直しが必要です。
失敗3:芝目を揃えず、つなぎ目が丸見え
仮敷きを省略して起こる失敗です。施工後に気づいても、カット済みの人工芝は向きを変えられないことが多く、買い直しになるケースもあります。
失敗4:採寸ミスによる材料不足
人工芝はロット(製造時期)によって微妙に色味が異なることがあります。後から買い足した分だけ色が違う、という事態を避けるため、最初から1割程度の余裕を持って購入しましょう。
失敗5:水はけを考えず水たまりができる
透水穴のない人工芝や、水勾配を無視した施工は、雨のあとに水たまりやカビの原因になります。製品選びの段階で透水性能を確認することが大切です。
※画像イメージ: 人工芝 施工 完成
DIYと業者施工の費用比較
DIYの魅力はやはり費用です。一般的に、業者施工の費用は材料費と施工費を合わせたものになりますが、DIYなら施工費がかからず、材料費と道具代のみで済みます。面積や条件にもよりますが、施工費分として総額の3〜5割ほど抑えられるケースが多いでしょう。
ただし前述のとおり、失敗してやり直すと逆に高くつきます。ご自身の庭の条件(面積・形状・地面の状態)を冷静に見極めたうえで判断することをおすすめします。判断に迷う場合は、写真を送っていただければ、DIY向きかどうか私たちが率直にアドバイスすることも可能です。直販メーカーとして、無理に施工を勧めることはいたしませんのでご安心ください。
長持ちさせる施工後のポイント
せっかくきれいに敷いた人工芝を長持ちさせるために、施工後は次の点を心がけてください。落ち葉やゴミはこまめに取り除く、月に一度はデッキブラシで芝目を起こす、重いものを長期間同じ場所に置かない、の3点です。これだけで見た目の美しさが大きく変わります。
面積別・DIYの作業時間と計画の立て方
DIYを成功させるには、作業時間の見積もりも重要です。人工芝のDIYは「思ったより時間がかかった」という声が多い作業で、途中で日が暮れて中途半端な状態で放置すると、雨で下地が崩れてやり直しになることもあります。目安として計画を立てましょう。
5平方メートル前後(ベランダ・小スペース)
コンクリート下地なら、掃除・採寸・カット・固定まで含めて2〜3時間程度。初めての方でも半日あれば余裕を持って完成できます。週末の午前中に道具を揃え、午後に施工するスケジュールが現実的です。
10〜20平方メートル(一般的な庭)
土の下地の場合、除草と整地に半日、防草シートと人工芝の敷設に半日、合計で丸1日〜2日が目安です。ポイントは、整地と転圧を終えた状態で1日目を終えること。翌日に雨予報がある場合は、防草シートまで敷いてから終えると下地が守られます。
30平方メートル以上(広い庭)
週末2回、延べ3〜4日の計画が必要です。この規模になると人工芝ロールの重量もかなりのもので、運搬・展開に大人2人以上の人手が欲しくなります。体力・時間・人手を冷静に見積もり、難しいと感じたら部分的にでもプロの手を借りる判断が賢明です。
DIYに関するよくあるご質問
Q. 人工芝はどこで買うのがいいですか?
ホームセンター、ネット通販、メーカー直販などの選択肢があります。注意したいのは、店頭やネットの小さな写真では品質差が分からないこと。特に芝葉の密度と基布の作りは、実物を触らないと判断できません。当社のような直販メーカーであれば、中間マージンがない分だけ同品質でも価格を抑えられ、無料サンプルで事前確認もできます。
Q. 防草シートなしで人工芝だけ敷いてはダメですか?
強くおすすめしません。人工芝の透水穴は光をわずかに通すため、防草シートなしでは数年で雑草が突き抜けてきます。防草シート代を節約した結果、全面やり直しになった事例を私たちは数多く見てきました。
Q. 雨の日でも施工できますか?
土の下地の場合、雨天や雨上がり直後の施工は避けてください。濡れた土は転圧が効かず、後の不陸の原因になります。コンクリート下地なら小雨程度は可能ですが、テープ固定の接着力が落ちるため、晴天時が理想です。
Q. 失敗した場合、部分的にやり直せますか?
つなぎ目の失敗や部分的なへたりであれば、その部分だけの貼り替えは可能です。ただしロットによる色差が出ることがあるため、施工時の余り材を保管しておくことを強くおすすめします。
Q. 道具は全部でいくらくらいかかりますか?
カッター・ハンマー・メジャーなど基本的な道具はご家庭にあるもので代用でき、買い足しても数千円程度です。転圧用のタンパーはレンタルや足踏み代用も可能なので、道具代がDIYの障壁になることはほとんどありません。
DIYの材料費、どこにお金をかけるべきか
限られた予算でDIYをする場合、費用配分の優先順位を間違えないことが大切です。私たちが推奨する優先順位は、第1に人工芝本体の品質、第2に防草シート、第3にピンやテープなどの副資材、という順番です。
人工芝本体は10年使う主役ですから、ここでの妥協は10年間の後悔につながります。特に密度と基布の強度、UV加工の有無は価格差がそのまま品質差になりやすい部分です。防草シートも前述のとおり、安価な不織布は数年で破れて雑草の温床になるため、高耐久タイプ一択です。逆に、ピンやジョイントテープは規格品であれば大きな品質差はなく、コストを抑えやすい部分です。
また、直販メーカーから購入すれば、ホームセンターや通販の中間マージンがない分、同じ予算でワンランク上の品質を選べます。当社では人工芝本体と防草シート・副資材をまとめてご用意できるため、「何をどれだけ買えばいいか分からない」という方は、施工面積をお伝えいただくだけで必要数量を無料でお見積もりします。
まとめ:DIYは「下地8割」。良い材料と正しい手順で必ずできる
人工芝のDIYは、決して特別な技術が必要な作業ではありません。成功の鍵は、目立たない下地作りと防草シートに手間とコストをかけること。そして、10年使うことを前提に品質の良い人工芝を選ぶことです。
私たち最上級人工芝-匠-は、製造から販売・施工・アフターケアまでを一貫して手がける直販メーカーです。中間マージンがない分、プロ仕様の高品質な人工芝を適正価格でご提供しています。DIYに挑戦される方には材料のみの販売も、途中で不安になった方には施工のご相談も承ります。まずは無料サンプルで、本物の質感をお確かめください。
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