近年では、天然芝にかわって人工芝が大人気です。ホームセンターなどでも目立つ場所に展示され、いくつもの種類が販売されていることからも、売れ行きが好調なのが伺えます。
人工芝が人気の理由は、「雑草が生えない」、「手入れが不要」、「一年中キレイ」などといったメリットがあり、忙しい現代人にとっては便利なのかもしれません。
しかし、人工芝にはデメリットはないのでしょうか?今回は人工芝を敷くことによっておこるマイナス面をお伝えいたします。
人工芝のデメリット
熱に弱い
人工芝は非常に熱に弱い為、火気厳禁です。その為、人工芝の上でタバコを吸ったり、バーベキューを人工芝の上でするのは、極力避ける必要があります。
また、ガラスが多い建物の場合、夏の時期はガラスに反射した太陽光が虫眼鏡のようになり光を集めて熱に変えてしまうため、注意が必要です。
ただ、人工芝は火をつけても燃えることはありませんので、火事になる心配はありません。でも、火によって芝葉が溶けてしまい、そこだけ短くなってしまったり、剥げてしまいます。
もし「バーベキューがしたいなぁ」と計画している方や、ガラスが多い建物に住まわれている方は、人工芝とタイルを組み合わせるなど、お庭を造る際に工夫をされることをお勧め致します。
静電気が発生しやすい
人工芝は静電気が発生しやすい特徴があります。とくにドッグランのように広い場所に人工芝を敷いた場合、空気が乾燥する冬の時期は静電気が多く発生します。
静電気が苦手な方は、弊社の人工芝(極・楽)のように、静電気を抑制する加工を施した人工芝をおすすめします。
酷い人工芝だと、犬も怖がって動かなってしまう事もあるので、ドッグランなどに人工芝を計画されている方は商品えらびに注意が必要です。
天然芝と比べて臭いがつきやすい
天然芝と比べて、人工芝は臭いが付きやすいといわれています。人工芝には臭いを分解するバクテリアがいないためです。
なのでもし、犬などが人工芝におしっこをした場合、天然芝と比べて臭いがつきやすくなります。もちろんすぐに臭いがつくわけではありませんが、なんども同じような場所で犬がおしっこをするようなら、定期的に水で洗い流してあげる必要があります。
弊社の人工芝(極・楽)のように、臭いがつきにくい加工がされた人工芝も販売されていますので、ペットのために人工芝の購入を検討されている方にはおすすめです。
四季がない
天然芝と違って人工芝は一年中同じ状態です。冬の寒々とした季節でも青々としています。それが良いという人も沢山いますが、四季がないので寂しいと言われる方もいます。
天然芝に比べて初期費用が高い!(※逆にトータルコストは安いです)
人工芝は、天然芝に比べて初期費用が多くかかるため、まとまったお金が必要となります。
しかし、天然芝の場合は、メンテナンスに沢山のお金がかかり、また草むしりなどの手間も非常にかかります。必要となるトータルの金額は、人工芝の方がはるかに安いといわれています。
手入れをしても芝葉が増えることはない
天然芝と違って人工芝はどれだけ手入れをしても芝葉が増える事はありません。施工直後が一番キレイな状態です。
そのため、最初の人工芝えらびがとても重要になります。中途半端な商品をえらんでしまって、後々後悔したという方もたくさんいますので、何社かサンプルを取り寄せて、ぜひ実際に触ってくらべる事をおすすめします。
人工芝に関する間違ったデメリット情報
数年前、人工芝には有害物質が含まれているため、人工芝の上でスポーツをしたアメリカの学生の多くがガンを発症した!という情報が流れました。それは、当時のマスコミがガンを発症したことのみを伝え、なぜ発症したかの原因は一切報道がされなかったために、人工芝に間違ったイメージがついてしまいました。
では、スポーツをする多くの学生がなぜガンを発症したのか?!
それは人工芝でなく、人工芝に入れてあったゴムチップが原因であったのです。
通常、ご家庭に敷くような人工芝とは違い、スポーツ用の人工芝は多くの人間がスパイクなどを履いて走り回るために、より強い耐久性やクッション性が必要となります。そのために、人工芝の中にはゴムチップと砂が入れられます。
その人工芝の中に入れられていたゴムチップが、中国で加工された車のタイヤの廃材だったということが判明したのです。サッカーなどでスライディングをした際などに、そのタイヤの廃材を吸い込んだことが原因で、学生がガンを発症したのです。
実際には、あとで判明した正しい情報が報道されなかったために、現在でも「人工芝に興味はあるのですが、ガンになるって本当ですか?」というお問合せをいただく事がございます。
もちろん、人工芝にはそのような発がん性物質は含まれておりませんので、安心してご使用ください。