人工芝を敷くと水たまりが出来ませんか?というご質問をよく頂きます。
人工芝には等間隔で穴が開いているため、そこから水が抜けていきます。もちろん、なにも敷いていない土の状態とくらべれば、地面が乾くまでの時間は長くなります。
また下がコンクリートの場合は、人工芝によって太陽が遮られ、完全にコンクリートが乾くまでにかなりの時間が必要となります。
そのため、人工芝を屋上に施工する場合は、防水加工などの寿命を早めてしまう可能性があるので注意が必要です。
とくに、10年以上も手入れをしていない屋上に人工芝を敷くと、雨漏りの原因となる場合があります。
しかし、通常人工芝を敷いたせいで水たまりが出来るとわけではありません。もし水たまりが出来てしまうようなら、それは地面にくぼみがある場合です。
下が土なのに水たまりができる場合は、整地をきちんとせずに人工芝を敷いたか、雨で土や砂が流れてくぼみが出来てしまった事が考えられます。
そのような場合は、くぼみの部分に土を追加し転圧をかける事で解決できます。でも、下がコンクリートの場合は、素人での補修は困難です。
とくに屋上の場合は雨漏りの原因になりますので、人工芝の専門業者にご相談ください。
尚、土のお庭の場合でも、分譲住宅の場合はきちんとお庭が整備されていない事がほとんどで、水はけが非常に悪い場合があります。
とくにひどい業者の場合は、家を建てたときに出たゴミを庭に入れ、その上から土を埋め立てているような場合もあります。
そのような施工をした場合は水はけが悪いだけでなく、大きな石も沢山混ざっている場合が多いです。なので、人工芝を敷く前に業者にお願いして少し土を削り、新たに砕石と川砂を入れて勾配をつけて整地をし直してもらうようにしてください。
また、人工芝業者の中には、川砂だけを入れて転圧をかけている業者もありますので注意が必要です。
なぜなら、川砂だけではしっかり地面が締まらず、雨が降ったりすると砂が流れてしまいます。また時間が経つにつれ凸凹になってしまう場合もあります。
整地をする際は、できる限りしっかり地面が締まる『砕石』を入れて地面を作ってから、クッション性を上げるために1~2センチだけ『川砂』を入れるようにしてください。
そうすれば、雨上がり直後でも芝の上ですぐに遊べるくらいしっかりしたお庭を作ることが可能です。
尚、人工芝に興味があるけれど、自分のお庭の状態が心配といった場合は、お気軽に匠までご連絡ください。
出来る限りていねいにアドバイスさせていただき、今後お客様がストレスなくご使用できるお庭づくりのお手伝いを致します。